炭酸水を飲んで便秘解消出来るって本当?飲むときの注意点はある?

コンビニやスーパーでもよく目にする炭酸水ですが、実は便秘解消に対して効果があることがわかっています。砂糖が入っていなくて太らないしお通じもよくなるという事なので私自身もいつも買っていたジュースを辞めて毎日のように飲んでいます。

しかしいくら炭酸水が便秘に効果的だからと言って飲み方を間違えてしまうと逆効果になってしまったりもするので飲む際にはちゃんと便秘について知って炭酸水の効果的な摂りいれ方も知っておく必要があるのです。

今回は炭酸水を飲んで得られる便秘解消の効果と、効果的に取り入れていくための注意点についてご紹介したいと思います。

炭酸水でなぜ便秘が解消するのか?

炭酸水を飲むことで便秘が解消する理由については大きく2つあります。

1,胃腸が刺激されて腸のぜん動運動が活発になるから

腸はぜん動運動によって便を排出していきますが、便秘の人は単純に便が硬くなっているだけではなく、このぜん動運動が弱くなっているため便を外に押し出す力が足りていないということもあるのです。

ただ水を飲んだだけでは水分は小腸までで全部吸収されて尿になってしまうのですが、炭酸水は炭酸で胃を刺激することができるので腸にまで働きかけることが出来るということになるというわけですね。

2,満腹中枢に働きかけて消化吸収を促進する

炭酸水は飲んでから胃に入ると炭酸ガスを発生させます。胃の中に炭酸ガスが充満することによって胃が膨れてきます。

食べ物ではなくても身体は「満腹になった」と勘違いしてしまい、腸にぜん動運動をするように働きかけてしまうのです。

炭酸水を飲む時の注意点

ここまででなぜ炭酸水が便秘解消に効果が得られるのかはお分かりいただけたかと思います。きっと「炭酸水ならコンビニにもスーパーにもよく売っているから早速飲んでみよう!」と思うかもしれません。

しかしその炭酸水を飲む前に、便秘解消に炭酸水を摂りいれる際の注意点についてチェックしておきましょう。

1,冷やし過ぎない

コンビニやスーパーで炭酸水を購入するとキンキンに冷えた状態になっている事が少なくないです。しかしお腹の健康にとって冷えたものは禁物です。

お腹を冷やすとお通じが良くなるという効果とは別に腹痛や下痢の原因になってしまいます。お店で買ったばかりの炭酸水であれば難しいかもしれませんが、出来れば便秘解消のために飲む炭酸水は常温保存しておいたものが望ましいです。

2,胃が弱っている・荒れている場合

炭酸水は胃を刺激して腸のぜん動運動を促してくれますが、逆を言えば胃腸に対して刺激を与える「刺激物」ということになります。なので胃が弱っている時や荒れている時には避けた方が無難です。

胃に炭酸水の刺激が加わると胃酸が通常時よりもたくさん分泌されるので胃壁が弱っているときやダメージを受けている時に無理して飲んでしまうと胃に大きく負担をかけてしまいます。

3,便秘が慢性化しているとき

便秘に効果的なのになんで慢性的な便秘には飲んではいけないのか?と疑問に思われるかもしれませんが、慢性的な便秘には根本的な原因があるはずです。

炭酸水は飲めば確かに便秘解消に繋がりますが、悪く言えばその場しのぎ的な役割しか果たしてくれません。腸内環境の正常化には乳酸菌摂取による善玉菌と悪玉菌の調整が不可欠だと私は考えています。

あくまでも補助的に飲むのがいいのであって毎日ひたすら飲みまくって便秘を解消しようというのはあまりおススメはしません。

炭酸水では逆効果になる便秘もある?!

最後に必ず押さえておいていただきたいのは便秘は種類によっては炭酸水の効果が逆に働いてしまいかえって便秘が酷くなってしまうことがあります。

それはあなたの便秘が痙攣性便秘だった場合です。

痙攣性便秘は普通の便秘と違って便秘と下痢を交互に繰り返してしまいます。これは単純に便が硬くなっていることが原因ではなく、自律神経が乱れてぜん動運動が活発になり過ぎているために起きる便秘なのです。

この痙攣性便秘の状態に炭酸水を飲むと余計に腸を刺激してぜん動運動が活発になってしまうので「痙攣性便秘にのみ、炭酸水は逆効果」ということを覚えておいてくださいね。

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