寝不足で下痢や便秘になる?睡眠と過敏性腸症候群の関係を解説します

オフィスワークなどでパソコンと1日中にらめっこしていると疲れているのに目がさえてしまって眠れなくなってしまい慢性的な寝不足に陥りがちになります。実はその習慣が下痢便秘を招いてしまっているかもしれません。

お腹がよく痛くなって下痢になったり便秘になったりするということは過敏性腸症候群の可能性もあるのですが、実はそれは寝不足が原因になっているということも十分に考えられます。

今回は寝不足によって下痢や便秘になった時に過敏性腸症候群が引き起こされるメカニズムと改善のための最善策について解説していきたいと思います。

寝不足で下痢や便秘が起きる理由

寝不足が原因で下痢や便秘など腸内環境が不安定になる理由は3つあります。

  • 自律神経が乱れる
  • 食生活が乱れる
  • 寝る時間が不規則になる

それぞれについて詳しく解説していきます。

自律神経が乱れる

寝不足が慢性化すると自律神経が乱れてしまいます。腸は私たちの意識とは別で無意識のうちに動いている部位なので、自律神経が乱れることによって腸のぜん動運動に支障が出ます。

本来であれば便秘というのは水分や食物繊維の不足といった食生活の偏り、下痢は腸内の細菌や異物を排出する自浄作用の一環として引き起こされるものですが、自律神経の乱れはそういった物理的な要因とは別に過敏性腸症候群というカタチで身体に悪影響を与えてしまうのです。

下剤などを飲んで無理やり腸内を調整して安定させるという方法もあるのですが、それでは根本的な解決にはなりませんし下剤に対して耐性がついてきたりするので多用は禁物だと言えます。

食生活が乱れる

寝不足になるということは自分の管理で睡眠のコントロールが出来ていないということになるので食生活にも乱れが生じます。

内臓は私たちが寝ている間にも食べ物を消化するべく休みなく動き続けていますが、夜遅くに飲食をしたりして結果的に食べてから寝るまでの時間が短くなってしまうと内臓に負担がかかります。

すると内臓の消化能力が低下していってしまいますので下痢や便秘になりやすくなって過敏性腸症候群に対してよりよくない状況になってしまうのです。

食生活の乱れによる下痢や便秘を回避するために最低でも寝る3時間前に食事を済ませられるような生活のゆとりを持てるように心がけましょう。

寝る時間が不規則になる

寝る時間が不規則になると体内時計が狂っていきます。食生活の乱れにも関わってくるのですが、腸が一番活発に動く時間帯がズレを起こしてしまいますので上手く食べたものを消化できなくなってしまいます。

すると朝起きてもなんだか朝食を摂る気になれなかったりしてどんどん腸の動きと食生活のズレが大きくなっていって食べたものを上手くエネルギーに変えられなくなり、免疫力も低下してより下痢や便秘になりがちになってしまうということになるのです。

効果的な対処法とは?

便秘・下痢・過敏性腸症候群に陥ってしまった場合の効果的な対処法というのは選択がとても難しくなってきます。というのも寝不足が原因による症状であれば腸の病気などではないので内臓そのものに原因があるわけでは無いからです。

つまり病院に行っても医師には原因は特定できません。やはり下剤や浣腸などで対処されて終わるだけということになるでしょう。

だから私が考える効果的な対処法としても、「規則正しい生活を送る」とか「食生活の乱れを治すよう心掛ける」といったことになります。

食生活に関しては特に乳酸菌を意識して摂取していくことで腸内の善玉菌を増やして症状を安定させることが出来ますので積極的に摂りいれていきましょう。

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