ヨーグルトは便秘には効かない?効果的な便秘の解消法とは?

ラクトレディは25歳で管理職になってから多忙でろくにトイレに行く時間もとれずに便秘になってしまいました。

対策を考えた時に運動する気も起きないし時間もないからとりあえず毎朝、便秘によいと言われているヨーグルトを食べることにしたんです。

でもこれが2ヶ月食べても3ヶ月食べても便秘が全然改善されないんですね。

今回はなぜヨーグルトが便秘に効かないのかと結局ラクトレディはどうやって便秘を改善したのかについて解説していきたいと思います。

よく「ヨーグルトは便秘にいい」と言われている理由

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ヨーグルトができたのは生乳の入った容器に乳酸菌が偶然入り込んだのが始まりでヨーロッパ地方で広く食べられることになった、発酵食品です。

ちまたで「ヨーグルトは便秘にいい」と言われているのにはきちんとした理由があります。

まず便秘を解消するために必要なのは腸内環境を整えることですが、長年の研究によるとヨーグルトの中の乳酸菌にはたしかに悪玉菌を減らして善玉菌を増やす作用があると報告されています。

しかしヨーグルトを何ヶ月も続けて食べているのに、なかなか便秘解消の効果を実感できない人はラクトレディの周りにも少なくありません。

なぜちまたではこんなにも「便秘に効く」と言われているヨーグルト便秘効かないのでしょうか

ヨーグルトが便秘に効かない理由

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乳酸菌の種類が腸内細菌の乳酸菌と違う

乳酸菌は腸内細菌として私達の腸の中に棲息しているので、「ヨーグルトには乳酸菌が入ってるんだって!」と言われるとヨーグルトの乳酸菌を摂ると腸内環境がよくなるような気がしてしまいます。

しかし、さまざまな本にも最近になって取り上げられているのですが、ヨーグルトの乳酸菌は腸内定着することはできないことが近年明らかになりました。

それがなぜなのか原因の解明が進んだところなんと「ヨーグルトの乳酸菌の種類は腸内細菌の乳酸菌と違う」ことが判明したのです。

身体にいいと思って幼稚園からほぼ毎日ヨーグルトを食べていたラクトレディは「この20年間の思い込みは何だったんだ」とこれを知った時は落ち込んでしまいました。

乳酸菌は酸にもアルカリにも弱いから腸までに死滅する

まずヨーグルトで腸内環境を整えたいと思った場合に問題となってくるのが「先に胃を通る」ということです。

最近は「生きて腸まで届く乳酸菌」というキャッチフレーズのヨーグルトが売られていますが、残念ながらそれらを摂っても効果を感じられない人も少なくありません。

それは胃酸だけではなく乳酸菌は胆汁にも弱いため胃でも十二指腸でも死滅して腸までにどんどん少なくなっていくためです。

腸に届くタイプの乳酸菌は一般的にL.ガゼイ・シロタ株、LB81乳酸菌、ガゼリ菌SP株、1073R-1乳酸菌、ビフィズス菌LKM512、L8020菌、ロイテリ菌、
LG21乳酸菌、LGG菌、ビフィズス菌BB12、ビフィズス菌BE80、ビフィズス菌BB536などがあり、手軽に手に入るためすべて数ヶ月ずつ試しましたが、
効果を感じられるものはありませんでした。

このように生きて腸まで届くと言われていても全く胃酸や胆汁にやられない訳ではなく、胃酸や胆汁によって生きてる乳酸菌はだんだん減っていくので、効果を感じられる人はほとんどいないのが現実です。

昔の日本にヨーグルトはなかった

ヨーグルトが便秘に効かない大きな原因はそもそも乳製品が日本人に馴染みのない物だったからだと考えられています。

馴染みがないと効かないの?と不思議に思うかもしれませんがヨーグルトは生乳から出来ていて、乳製品には乳糖が含まれています。

100年前の日本ではヨーグルトは馴染みのないものだったため、ほとんどの日本人は生まれつきヨーグルトなど乳製品の乳糖を分解するための酵素を持たないで生まれて来ると言われています。

ヨーグルトを食べた後に下痢をする場合も腸内環境が改善されたのではなくて身体が乳糖不耐で消化不良を起こしているだけなので便秘の根本的な原因を解決できたわけではないのです。

欧米人には効くけど日本人には効かない?

身体にいいから日本に広まったヨーグルトですが、たしかにヨーグルト発祥の地であるブルガリア人の腸内環境はとってもいいんんです。

しかし近年ヨーグルトで便秘が改善しない日本人が多いため研究が進んだ結果「実はヨーグルトを常食している日本人の腸内環境はヨーグルトを食べていない人より悪い」ことが発覚しました。

たしかにラクトレディはヨーグルトの味が好きで幼少期から毎日ヨーグルトを食べていたのに下痢や便秘にずっと悩まされて来ました。

このように残念ですが欧米人には効くけど日本人には合わないから効かないというのが事実なのです。

ヨーグルトよりも効果的に乳酸菌を摂るには

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先程も言ったようにヨーグルトの乳酸菌はむき出しでそのままの状態なので、胃酸にとても弱く腸に到達するまでにそのほとんどが死滅してしまいます。

そして腸に届いても昔の日本人には馴染みのないヨーグルトの乳酸菌は腸に長居できず滞在期間が短いです。

それを解決できるのが乳酸菌のサプリメントです。

いい乳酸菌のサプリメントというのはつまり腸まで生きたまま乳酸菌を届けられて、その乳酸菌が日本人に相性のいい乳酸菌であって腸の中に長居できる滞在期間の長い乳酸菌の入っているサプリメントということになります。

せっかくヨーグルトで乳酸菌を摂ってもほとんどが死んで腸に届いては便秘の悩みがあまり改善できないし、日本人に相性が悪い乳酸菌だったり腸で活躍できる期間が短かかったりすればそれだけ摂取の効率が悪いことになります。

もちろん単に水分不足から来る便秘だったり便秘が軽ければヨーグルトだけで改善する人もいるので乳酸菌のサプリメントまで必要ない方もいるんです。

ですが、もしあなたがラクトレディと同じようにヨーグルト効かないからなかなか便秘が改善しないのなら悩みは深いものなので、一度どんなものか試す価値はあるかもしれません。

まとめ

あなたの便秘がヨーグルトをいくら食べても改善しないのは、いくつかの原因が考えられます。

それはヨーグルトの乳酸菌が乳酸菌の種類が腸内細菌の乳酸菌と違うこと、胃や十二指腸で死滅してしまうこと、ヨーグルトの乳酸菌は日本人になじみがないため腸に長期滞在できないことなどが挙げられます。

ヨーグルトで便秘を解消できる方はいいですが、そうでない方は日本人に相性が悪い乳酸菌がきちんと腸まで届く乳酸菌サプリメントの力を借りてみると悩みが解消するかもしれませんよ。